4月15日(日)9時22分配信
【バンコク岩佐淳士】ミャンマー議会補欠選挙で下院議員に初当選した民主化運動指導者アウンサンスーチー氏が11日にテインセイン大統領と会談した際、23日の議員就任時に「憲法を守る」と宣誓することを拒否する意向を伝えていたことが、スーチー氏率いる「国民民主連盟(NLD)」への取材で分かった。スーチー氏は憲法改正を公約に掲げて当選しており、政府が宣誓内容を変更しなければ、23日の初登院を見送る方針という。
NLDのニャンウィン報道官によると、スーチー氏は11日のテインセイン大統領との会談で「議員就任時に『憲法を守る』と宣誓するよう定めた憲法の条文には同意できない」と訴え、条文変更を求めたという。報道官は条文が修正されなければ、「スーチー氏は23日の初登院を見送るだろう」と話した。
08年に制定された憲法は議員の4分の1を軍推薦枠とするなど軍人優位の政治体制。スーチー氏は、選挙期間中も憲法改正を公約として訴えてきた。
ただ、憲法の条文修正も困難とみられる。スーチー氏らが国政参加を拒否すれば民主化勢力への歩み寄りで「改革」を評価される政権にとってダメージとなるため、対応に苦慮しそうだ。
